横須賀にある猿島という島へ行った。
僕はインドアな人間ではあるが、インドアよろしく家で優雅に読書などしていたところ、 ヘルシープログラマ という本に 「外に出てビタミン D を生成しよう」 と書いてあったので、 それもそうだなと思って太陽の下に出向くことにした。 日帰りのイージーな小旅行ではあるが、インドアな僕にしては健闘したほうだろう。
猿島は戦時中の建造物が残っているので、遺跡っぽさや廃墟っぽさのある景色を楽しむことができる。 草木やレンガ造りの壁などがラピュタっぽいということで知られている。
アクセスもしやすく、海水浴場や売店が整っていたりもするので人気のスポットのようだ。 観光客もそれなりに居た。廃墟入門としては最適だろう。
だが観光客が多いと、写真を撮っても廃墟の寂しい空気感のようなものは出にくい。 そこで僕はできるだけ人を含めないようにしてカメラのシャッターを切る遊びをすることにした。
やってみると案外それっぽい雰囲気の写真が撮れた。
夕方、船の最終便が出る間際の時間は、客が桟橋のほうに戻り出すので人が少なくなる。 一緒に来ていた友人たちをそっちのけにして僕は一人、島を早足で歩いた。 終了間際のフィーバータイムという感じで楽しかった。
10〜11月の過ごしやすくて何でもできる感じは最高だ。 特にこの、夏が終わって涼しくなり始める節目の空気がたまらない。 寒いのが好きな僕にとっては、これを味わうために暑い夏を過ごしてやっているといっても過言ではない。
創作の秋なので何か作らねばな。 今は自前のゲームフレームワークをコツコツ書き直している。穏やかな秋の夜だ。