12 / 30

2014

Category

Life

Tags

#Life

年の瀬によくある小さな同窓会

5 年ぶりくらいに会う同期

忘年会と帰省のシーズン。 かつての級友で今はアメリカに行っている N が日本に帰ってくるらしいから、 それに合わせて飲み会でもやろう、という誘いが来た。 行ってみると意外と 10 人くらい集まっていて、小さな同窓会のようなものになっていた。

集まったのは高専時代の情報工学科の同期たちだ。 みな今では、何かしら情報っぽい職に就いて働いている。 高専生は 20 で働き始める人も多い。僕は専攻科に通って 22 の学部卒の年齢で働き始めたが、 20 から社会に出た組はもう仕事が 7 年目ということになる。

7 年。 人を変えるには十分すぎる時間かと思ったが、 久しぶりに会った僕らが感じたのは「みんな意外と変わってない」という安心感だった。 たまに「少し太ったか?」とからかわれる人がいるくらい。 なお僕は 「痩せた?」 と心配された。 正月はご飯をたくさん食べようと、僕は決意した。

27 という年齢

僕も仕事を始めて 5 年、27 になった。いい年齢だ。 人生を考えるに際し、時間は止まってくれない。環境は絶えず変化し、僕らを巻き込む。 同期は結婚し始める人が出てくる。女性はもう子供がいる人もちらほら。 5 年もあれば転職を経験した人も多い。 生活する上でお金やキャリアのことも、否が応でも考えざるを得なくなる。

実際、周囲の年の近い人との会話の中で、 結婚やお金やキャリア のことが話題に挙がることが多くなったように思う。 学生時代の僕は、そんなことを考えるのはどこか遠い未来の話だと思っていた。 だけど僕らは「当事者」になりつつある。 何らかの選択を迫られる日は近い。

選択を有利に行うためには?

人生が選択の連続だとするならば、その選択は自分に有利な状態で行いたい。 そのために必要なのは、手札を増やすこと だ。 例えばお金があるほうが選択肢の幅が広がるというのは、多くの場合でそうだろう。 あとは技術とか人脈とかセンスとか。

そうした資産を増やすために、僕は行動しなければならない。 考えているだけではダメなんだ。悩み続けていられる時間はない。 世の中では年始に「今年の抱負」を掲げる習慣があるようだが、 「決意」というものが如何に儚く脆いか を、僕は知っている。 気持ちを変えても資産は増えない。行動して何かを生み出さなければ。

過去の回想と未来の創造

教官の口癖が懐かしいとか、あの単位をとるのに苦労したとか、 久しぶりに級友と会えば、よくある思い出話に花が咲く。 共有する過去の話に身を投じるのは心地がよい。だが、どこか背徳的な気分でもある。

僕は思い出に浸るという行為に、恐ろしさすら感じることがある。 思い出というのはお酒や薬みたいなものなのではないだろうか。 ちょっとたしなむなら心身に良いが、過剰摂取すると抜けられなくなる。

またいつか友人たちに会うそのときまでに、新しい語り草でも用意しておきたいものだ。 未来を生きるということは新しい過去を作るという行為だ。 僕は、僕たらしめる何かを、新しく作らなくてはならない。

まあとりあえず僕は、引き続きコードを書いたりゲームを作ったりして、 Web にアップロードし続けようと思う。

未来と言えば人工知能とか

そんなことをもやもやと考えた年の瀬。 普段やってないことやりたいなと思って、最近は bot とか作って遊んだりしていた。 なんか 人工知能 流行ってるし数年後にビジネス的な波が来てもおかしくないから、 とりあえず人口無脳あたりから始めておきたい感じ。 AI とか創発的な自動生成とかって、ゲーム開発にも応用できる分野だしね。

ロボットの脳とか チューリングテスト とか 技術的特異点 なんかに関する書籍も、 さながら SF 小説のようで読んでいて面白い。上に挙げたような人間らしい悩みも、 いつか人工知能が代わりに考えてくれる時代が来るかもしれない。

Slack で bot を動かす

最近コミュニケーションツールの Slack を使い始めたので、そこで動く bot を試してみたり。

bot のフレームワークだと GitHub 社の Hubot が有名。Heroku で動かすのがオススメされているが、 僕はさくら VPS のサーバを借りているのでそこに Node 入れて動かした。

「分かり屋」bot

とりあえず正規表現でマッチした発言に、定型文をランダムで返すくらいなら一瞬で作れる。 まずは誰かの意見に対して適当なタイミングで「分かって」くれる、分かり屋 bot というのを作ってみた。 サクっと書いた ソースコードはこれ。

楽しい。

これだけでも、なんだか生きている感じがするから面白い。

こんな感じで、2015 年も何かをつくって生きていこうと思う。

2014 年は趣味開発でゲームが作れなかったので、次こそは。