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2014

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Development

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#Development
#WebDesign

手になじむブログ環境を作った

いまさらブログ構築

中くらいのアウトプット を書き留める場所が必要だった。 すでに僕は 自分のサイト を持っていたが、こいつは自分のポートフォリオとして機能するように、 ある程度完成したものしか置きたくなかった。

ちょっと思い立って、でも刹那とは言えない程度には考えたことを書き留めておけるように、 僕はこのブログを作った。Twitter や Tumblr では僕の要件を満たさなかったから。

プログラマ特化の心地よさ

このブログは Markdown で本文を書いて、事前にサイト全体を生成したものを公開している。

僕はプログラマだが、プログラマが自分好みのブログの制作環境を整えるってのは、 少し前から密かに流行っているように思う。 大抵はテキストファイルに Markdown 記法で文章を書いて、ジェネレータでサイト全体を生成する。 ジェネレータは、JekyllOctopress あたりがメジャーだろうか。 ちなみに僕は ruhoh というやつを使った。

Markdown で書いて、ジェネレータで生成して、デプロイして、書いたものは Git でバージョン管理をする。 WordPress や Tumblr やはてなブログを使っている人から見たら、 何でこんな面倒なことをするのかと不思議に思うかもしれない。 でもプログラマにはこれが心地いいんだ。何故だろう?

コントロールできる感覚

この手のやり方は、扱うデータがシンプルなテキストファイルであるということに意味がある。 独自フォーマットの中間データがあるわけでも、データベースに管理情報が蓄積されていくわけでもない。 テキストファイルのデータと、オープンソースで公開されたジェネレータのロジックが全てだ。 プログラマは何が起こっているかを掌握することができる。 技術者にとって掌握できることは心地がよい。 逆に言えば、ブラックボックスな部分があることが、技術者にとってはネガティブなんだ。

それにプログラマにとって、テキストファイルというのは友達みたいなものだ。 お気に入りのエディタでテキストを書いて、それをバージョン管理するなんてことは、 普段の仕事でやっていることそのものだからね。 慣れ親しんだものを拒む理由はない。

軽やかであること

ジェネレータで生成するサイトは 静的 (static) だ。 URL が叩かれてリクエストを受けたときに、基本的には html などのファイルを返すだけでいい。 記事の数をカウントしたりカテゴリごとにソートしたりするために、 動的にロジックを走らせなくてよいってことだ。

static なサイトはサーバの負荷を下げられるし、 見る人の待ち時間を減らすことができる。エコロジーだ。 同じ要件を満たすために重苦しいものと軽やかなものがあったら、 人は気軽にさわれる後者を選ぶだろう。 軽やかなものはエラい。

と、実際に書いてみたけど

うん、これは実によくなじむ。 この調子でしばらく使ってみよう。